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表在性静脈炎

静脈に炎症が起こる病気

あまり知られていませんが、下肢静脈瘤の合併症の一つに表在性静脈炎という症状があります。
これは名称からも推測できるように、静脈に炎症が生じてしまった状態のことを言います。

表在性静脈炎の原因と症状

この表在性静脈炎は雑菌が血液に入り込むことで発症することが多いのですが、血栓も大きな原因となります。
静脈瘤ができてしまうと血液の流れが滞り、血栓ができやすくなります。
その結果静脈に炎症が生じてしまうことがあるのです。

下肢静脈瘤の症状としては表面に血管がクモの巣にように浮かび上がったり、腫脹するといったケースが見られますが、そこに痛みが伴うこともあります。

この痛みの大半は表在性静脈炎の合併によってもたらされたもので、静脈瘤だけで痛みが伴うことはありません。症状がひどい場合には歩くのさえ困難になることもあります。さらに皮膚表面が赤くなるのも大きな特徴です。

治療法について

治療方法は炎症を解消するための消炎鎮痛剤や抗生剤、局所療法などが用いられます
血栓が原因となりますが、抗血栓療法は行われることはありません。

なお、深部静脈血栓症と似た症状が見られますが、深部静脈血栓症の場合には肺動脈塞栓症を合併するリスクがあるのに対し、こちらにはありません。その意味では深刻な症状をもたらす危険性は少ないといえるのですが、やはり痛みは厄介です。

まずは下肢静脈瘤の早期治療を心がけるのはもちろんですが、表在性静脈炎が生じてしまった場合にはこちらも早い段階での治療を目指すようにしましょう。

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