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不全穿通枝とは

下肢静脈瘤では治療法の選択が重要

下肢静脈瘤の治療を行う場合、発症した箇所や症状によって適切な治療方法を選択する必要があります。
それだけに見極めが重要になってくるわけですが、注意したいポイントの一つに不全穿通枝があります。

不全穿通枝は静脈が機能不全を起こした状態

この不全穿通枝とは表在静脈と深部静脈を結ぶ静脈が機能不全を起こした状態のことです。

通常、静脈は表在静脈から深部静脈へと流れているわけですが、静脈弁が機能しなくなると逆流を起こしてしまいます。その結果静脈瘤が発生してしまいます。
注意したいのは多くの静脈瘤は表在静脈に生じるため、この不全穿通枝が見逃されやすいのです。
もしこれをきちんと治療しておかないと再発や症状の悪化といった問題を抱えることになります。

治療には内視鏡手術が用いられる

ただ、表在静脈の治療を行うことで不全穿通枝も改善されることも多く、治療が必要なのかどうかは症状によって判断されます。通常は皮膚に症状があらわれた場合に行われることが多いようです。

治療方法は手術による切除。ただ、皮下組織のうっ血や硬化が進行している場合には通常の手術では困難になるため内視鏡を用いた手術が行われます。

なお、あるデータでは表在静脈の治療だけを行った場合、不全穿通枝が残る確率は15%程度といわれています。また、医療の進歩によって硬化療法でも一定の治療効果が挙げられるようにもなっています。
下肢静脈瘤の治療を行う際には注意すべき点ではありますが、それほど深刻に考えずとも治療を行うことができる状態といえるでしょう。

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