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不全穿通枝結紮術について

深部・表在を結ぶ静脈に逆流が生じる疾患

下肢静脈瘤の場合、診断の際に不全穿通枝が生じていないかどうかを事前にしっかりと確認しておかなければなりません。この不全穿通枝とは深部静脈と表在静脈を結ぶ静脈に逆流が生じている状態のことです。

通常の下肢静脈瘤は表在静脈に生じるものです。
ワイヤーを静脈に結びつけて抜去するストリッピング法という治療方法がありますが、これも皮膚に近い表在静脈の静脈瘤に行うからこそできる方法なのです。

不全穿通枝結紮術の手術方法

しかし、この不全穿通枝が生じている場合、表在に生じた静脈瘤を治すだけでは感知できないことがあるのです。
もし不全穿通枝が残ってしまった場合、そこにうっ血が生じたり、新たに静脈瘤が再発するといった問題が生じる恐れがあります。

この不全穿通枝の治療法として用いられるのが不全穿通枝結紮術です。
これは表在静脈に生じた静脈瘤を治療する際に行われる結紮術を用いて不全穿通枝の解消を目指す方法です。
簡単に言えば静脈瘤が生じている静脈の根本部分を縛りつけ(結紮)、津の流れを遮ることで静脈瘤を自然に治していくことができる方法なのです。

安全性と高い効果を併せ持つ治療法

もともとこの結紮術は表面を少し切開するだけなので患者の負担も少なく、安全に行うことができる治療として知られています。それを不全穿通枝が伴う静脈瘤に対して行うことで高い効果が期待できるのです。

実際にこの方法が選択されるかどうかは静脈瘤の位置や状態などをよく診断した上で判断されます。
また、硬化療法と併用して行われることも多いようです。

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